2025/11/12

オーラルフレイル研修会へ参加しました。
口腔機能の低下により、咀嚼が難しくなり食べるものを制限し炭水化物が多くなる、唾液が少なくなり味を感じにくくなって濃いめの味になってしまう。そこから発展すると、食欲減退し悪循環に陥る場合もあるようです。興味深かったのは、今現在口を閉じている時の、舌先の場所でオーラルフレイルかどうか確認できるそうです。

男性では80歳以上、女性では75歳以上が急激にフレイルになりやすい統計があり、舌先の場所を確認すると60歳前後からオーラルフレイルになってきているケースもあるようです。

以前とは違い、最近では就学中、就業中、退職者、高齢者など縦割りで考えずに、人生全体で捉えるライフコースアプローチが重要だと学びました。例えば小児においては、口腔機能が未熟なケース(口がぽかんと開いている状態)は中長期的に口腔の障害が起こる可能性もあり、口腔の発達度合いで高齢者になった際に障害が早く訪れることが最近問題視されているようです。そう考えると、幼児期や学童期の前半での教育もとても大切だと感じます。

健康の入口と言われている口は、どの年代においても重要だと学習しました。その他様々な内容を社内で共有し、外来や在宅業務に活かしたいと思います。

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